鬼の雪隠。
飛鳥には石舞台古墳、猿石などの謎の石造物が散在しています。
鬼の雪隠(せっちん)は、文字通り鬼のトイレです。
鬼の雪隠には興味深い伝説が残されています。
その昔、明日香村の橘と御所を結ぶ道にあった霧ヶ峯に、鬼が現れて旅人をさらったのだそうです。
鬼が霧で人を迷わせ、捕らえて俎で料理をしては、雪隠で用を足したという言い伝えです。
なんとも実しやかな伝説ですよね。
鬼の雪隠のアップ写真。
鬼の雪隠は鬼の俎から西へ約30mの一段低い所にあります。
何らかの理由で、古墳の石室本体部分である雪隠が転がり落ちたと見られています。
こちらが鬼の俎(まないた)。
鬼の俎は古墳の石室の底石に当たる部分だと言われています。
鬼の雪隠がこの上に載っていたわけですね。
鬼の雪隠・俎古墳は、近鉄吉野線飛鳥駅から東へ徒歩10分ほどのアクセスです。
国営飛鳥歴史公園館からも程近く、駐車場から案内板に従って、田畑と住宅の間を縫って進んで行けば徒歩約2分ほどで到着します。
天武・持統天皇陵の地面(笑)
竹が埋め込まれています。
鬼の雪隠・俎古墳から東へ少し歩くと、天武・持統天皇合葬陵古墳があります。
猿石の近くに欽明天皇陵がありましたが、同じく竹が埋め込まれていましたね。
鬼の雪隠・俎古墳から国営飛鳥歴史公園館の方向に広がる水田。
この辺りは本当に日本の原風景とも言うべき、のどかで心落ち着く光景が広がっています。
高松塚古墳の駐車場にある大きな石碑の裏側。
裏側には星座が描かれていました。
飛鳥のミステリーは謎の石造物に凝縮されている感があります。
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