霊山寺のバラをご案内致します。
初夏と秋になると、霊山寺のバラ庭園には色とりどりのバラが咲き誇ります。
人生の輪廻をテーマにしたバラ庭園。
聖武天皇の勅願で行基が建立したお寺として知られます。毎年5月の第3日曜日には「薔薇会式・えと祭り」で盛り上がります。
初夏のバラのみならず、秋バラも見事ですのでどうぞお忘れなく(笑)
霊山寺の境内にある八体仏霊場。
十二支と星座を組み合わせ、
生まれ年干支、生まれ日星座お守り本尊霊場として、八体の仏様がご守護下さいます。
本堂。
国宝に指定されている鎌倉時代の建物です。
密教寺院本堂建築の代表的遺構とされます。
本堂の中は外陣・内陣・脇陣に分けられ、内陣にご本尊の薬師如来坐像が安置されています。
霊山寺の辯天堂。
大辯才天の本地仏聖観音をご本尊とし、毘沙門天・不動明王が祀られています。
普通の大輪から、インドや中国などシルクロード沿いのバラまで、その数は200種類、2,000株にも及びます。
バラ庭園内にある喫茶店。
バラの花びらを練り込んだ、霊山寺オリジナル焼き菓子などが人気を呼んでいます。
辯天堂の背後に金箔押の黄金殿があります。
弘法大師勧請の福徳開運、商売繁盛の大辯才天が祀られています。商売繁盛と堂の内外に貼り巡らされた金箔がマッチしていますね。
黄金殿の隣りにある白金殿。
こちらはプラチナ箔押になっていますね。
大辯才天の大神通の霊感を受けられた円照尼と、眷属大龍神が祀られています。
霊山寺のバラに蜂が群がります。
霊山寺の縁起は、遣隋使で知られる小野妹子の息子と伝わる小野富人(とびと)にまで遡ります・・・。
薬師湯。
霊山寺の境内には温泉施設もあります。
鳥居の前には富雄川を臨み、背後には矢田丘陵を控える霊山寺。この地を古事記では「登美(とみ)」、日本書紀では「鳥見(とみ)」と表記しています。
天武天皇元年(672)、右大臣を辞して富雄の里に閉居していた小野富人。
ある日、薬師如来の姿を感得した富人は、登美山に湯屋を造り薬師三尊仏を祀ります。
富人が造った薬草風呂にて、病気平癒の効能があると伝わり、富人は人々から「鼻高仙人」と称され敬われるようになります。
登美山鼻高(とみやまびこう)
霊山寺(りょうせんじ)。
本堂の線香台にも鼻高山の文字が見えます。
本堂斜め前にある鐘楼。
室町時代建立の重要文化財です。
黒塗板張り腰袴姿で、釣鐘にその縁起が刻まれています。
バラの見せ方にも工夫が施されていますね。
おふさ観音のバラと比べてみるのも面白そうです。
三重塔。
鎌倉時代中期建立の重要文化財。
初層の内部全面に、巨勢金岡筆と伝えられる極彩色の壁画が描かれています。普段は非公開ですが、参拝した当日は幸運にも特別拝観日となっており、100円の拝観料で拝観させて頂きました。
假屋先省吾さんのデモンストレーション作品展も開かれていました。
花といえば假屋先省吾さんですよね。
地蔵院を中心に境内各所で、假屋先省吾さんの個展を楽しむことができました。
美輪明宏さんから「美を紡ぎ出す手を持つ人」と称される假屋先省吾さん。本堂に於いてトークショーも催されたようですね。
霊山寺本堂。
霊山寺の拝観料は500円。
お寺へのアクセスは、近鉄奈良線富雄駅よりバス若草台行き霊山寺下車徒歩1分となっています。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
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