白い藤の花も開花しています。
まるで小さな蝶が、枝に折り重なるように止まっているようです。見頃を迎える藤の花は、たわわに実った葡萄の実を連想させますよね。
古語的に表現するならば、「あえぬがに藤咲きにけり」となるでしょうか。
藤の花にも様々な種類がありますが、写真の藤は八重黒龍という品種です。
「あえぬがに」とは、こぼれ落ちんばかりに咲く花を形容する古語として知られます。古語の世界を旅してみると、「落ゆ(あゆ)」という動詞が存在することに気付かされます。
奈良公園の鹿の向こう側に大仏殿の屋根が見えます。
「落ゆ」に関連して、若い女性の体つきや態度などが頼りなくはかなげな様を「あえかなり」と表現しました。
歌人・諏訪ふじ江さんの歌に、「飛火野の老いたる鹿のあえかなり」という一句があります。あえかに咲く花・・・なんとなくイメージできますよね✿
見頃のGW期間中には、こんな素敵な藤の花を観賞することができます。
あえぬがに藤咲きにけり。
東大寺二月堂に掲げられた絵馬。
寺社に奉納される絵馬も、元来は本物の生きた馬が奉納されていた歴史があります。神馬(しんめ)と呼ばれる馬ですが、歴史の変遷と共に、今の手元に収まる絵馬に変わっていきました。
春日大社神苑の藤。
神苑には水も配され、迷路のように藤の花が咲き誇ります。
今年のGWが待ち遠しいですねヽ(^。^)ノ
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