聖徳太子生誕の地と伝えられる飛鳥の橘寺。
各家庭に伝わる家紋と同じく、お寺にもそれぞれの寺紋があるわけですが、橘寺の寺紋は言わずと知れた橘紋です。
橘寺の寺紋「橘」。
橘(たちばな)とはミカン科の常緑小高木のことですが、日本料理の世界においても、よく「橘を落とす」という表現があります。スダチを絞るのと同じ感覚で、橘の果汁を料理に掛けることを意味します。
橘寺の如意輪観音像。
橘は5月頃に白い小さな花を咲かせるそうですが、奈良時代には庭木として植えられていた歴史があります。左近の桜・右近の橘として、京都御所には今でも残されています。
元明天皇は橘を好んだと伝えられます。
そこで、自分の気に入った女官に「橘」の呼び名を与えたそうです。
その女官が産んだ子が、橘諸兄だったと言われます。橘諸兄こそが、橘姓を名乗った最初の人だと伝えられます。
善悪二相の顔を併せ持つ、橘寺の二面石。
奈良県内の寺社を見渡してみると、戦艦大和で有名な大和神社も橘紋を使っています。結構あちこちで見られるポピュラーな紋どころですので、注意して見ていると面白い発見があるかもしれませんね。
<橘寺観光案内>
橘寺の五重塔跡 面白い形の五重塔心礎
橘寺の左近桜 橘寺西門前に開花する桜
三光石と阿字池 聖徳太子の冠から輝く日月星の光
往生院の天井画 華の天井画260点を奉納
大鳥の羽易の山 橘寺領域近くから望む三輪山の風景
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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