藤ノ木古墳をご案内致します。
藤ノ木古墳は1985(昭和60)年に発掘調査の始まった国指定史跡です。
被葬者は未だ謎に包まれたままですが、考古学ファンならずとも藤ノ木古墳の名前を知る人は多いのではないでしょうか。
出土した時の様子がパネルで紹介されています。
奈良観光で法隆寺を訪れる人は多いものと思われます。実は、藤ノ木古墳のある場所は法隆寺からすぐ近くだったんです。
法隆寺南大門から西へ徒歩5分ぐらいで藤ノ木古墳にアクセスすることができます。駐車場は整備されていませんので歩いて行かれることをおすすめ致します。
藤ノ木古墳の周りにはベンチも用意されています。
結構広い敷地が確保されていて、さしずめ小さな公園のような雰囲気を感じさせます。
藤ノ木古墳は円墳に分類され、直径約50m、高さ約9mの規模を誇ります。円墳としては大きな方ですよね。
墳丘表面にはコグマザサが植えられており、ベンチに座って古墳を眺めていると目の保養にもなります(笑)
藤ノ木古墳の内部を見ることができます。
古墳の中を覗けるなんて、なかなか出来ない貴重な体験です。
鉄扉の右上に人感センサーの案内書きがありました。
しばらくの間、照明が点されて古墳内部が見学できるようです。
人感センサー。
セコムの機器が設置されているようです。
鉄扉のガラス窓越しに玄室の石棺を見ることができます。ガラス窓には見学者の手形の跡のようなものが残されていました(笑)
藤ノ木古墳の石室がパネルで案内されています。
横穴式石室ですね。
家形石棺。
二上山の岩から造られているようですが、大坂山の石で築造されたと伝えられる箸墓古墳を思い出しますね。女王卑弥呼の墓ではないかと言われる箸墓古墳も二上山方面の石から造られているんです。
藤ノ木古墳の家形石棺・・・一面に朱が塗布された家形石棺の中には、成人男性2人が合葬されていたそうです。
それにしても鮮やかな朱色です。
きっと魔除けの意味が込められていたのでしょうね。
藤ノ木古墳は6世紀後半に築造されたのではないかと言われています。盗掘される古墳が多い中、藤ノ木古墳は未盗掘の状態で発掘されたそうです。
古代のロマンンを駆り立てる藤ノ木古墳へ足を運んでみましょう。
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