箸墓古墳の発掘作業が進められています。
小規模な発掘がここ10数年の間に繰り返され、墳丘を取り巻く周濠の様子が明らかになりつつあります。
箸墓古墳は宮内庁が管轄する陵墓です。
そのため、墳丘内への立ち入りは禁止されています。
箸墓古墳の発掘は、つまり、墳丘の外部を意味します。文字通り、外堀を埋める作業が進められているわけです。
箸墓古墳の向こうに大和三山の耳成山が見えます。
箸墓古墳の墳丘外周には、内濠(うちぼり)と外濠(そとぼり)から成る二重周濠が存在していたものと思われます。
近年の住宅建設に伴う発掘作業で、箸墓古墳の二重周濠説が唱えられるようになりました。
桜井市立大三輪中学校から箸墓古墳へ向かう道・・・この道は纒向遺跡へも通じています。
全長約280mの巨大な前方後円墳。
日本書紀には、「昼は人が作り、夜は神が作った。大坂山(二上山の北)の石を人々が列をつくって手渡しして運んだ」と記されています。
手渡しで運べるほどの”労働力”を集めることが出来るでしょうか?普通はなかなか難しいことだと思います。それほどの絶大な権力を持っていた人のお墓であると言えますよね。
後円部の三叉路にある道案内。
ホケノ山古墳も間近にあります。
箸墓古墳の周辺地図。
山の辺の道の名所があちこちに見られます。
箸墓古墳のガイドもありました。
箸墓古墳を邪馬台国の女王・卑弥呼の墓と考える研究者も多いですよね。最古の古墳とする考古学者も数多く、古代の謎に満ちた魅力的な古墳です。
箸墓古墳の向こうに見えるのは、左側が畝傍山、右側は耳成山です。
後円部の背後には三輪山もそびえています。
三輪山や大和三山に囲まれた、風光明媚な場所に箸墓古墳は佇んでいます。
箸墓古墳の発掘が進むにつれ、墳丘内調査への圧力が、他ならぬ宮内庁に掛かりつつあるのは言うまでもありません。
果たして計画的な学術調査は始まるのでしょうか。
大正楼から箸墓古墳までは徒歩15分足らずです。
◇三輪の神 箸墓古墳との関連性はいかに?
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