邪馬台国論争に決着は付くのか?
畿内説と九州説の間で揺れ動く邪馬台国論争。
今朝の新聞に、箸墓古墳の築造年代に関する記事が出ていましたね。
卑弥呼の墓ではないかと伝えられる、奈良県桜井市の箸墓古墳。
箸墓古墳が築造されたのは、西暦240~260年ごろとする研究成果を、国立歴史民族博物館が発表しました。
邪馬台国の女王・卑弥呼が亡くなったのは西暦250年ごろとされます。
卑弥呼の死とほぼ同時期に、箸墓古墳が築造されたことになります。
放射性炭素年代測定による今回の研究結果ですが・・・果たして信頼に値するデータなのでしょうか。
ここから立ち入り禁止区域のようです。
箸墓古墳は、宮内庁が皇族の墓として陵墓に指定しています。
つまり、古墳本体の発掘調査はできない状況にあります。謎が謎を呼ぶ箸墓古墳・・・。
箸墓古墳の背後に三輪山が見えます。
神体山三輪山との関係も神話の世界に垣間見ることができます。
巨大なお墓に葬られた人物は、間違いなく当時の権力者であったはずです。箸墓古墳の築造年代が判明すれば、被葬者への謎解きに一歩でも近づけるのではないでしょうか。
当館大正楼の中庭。
客室の雪見障子越しに中庭を望みます。
箸墓古墳までは徒歩15分でアクセスすることができます。熱心な考古学ファンのお客様にもお泊まり頂いています。
中庭に咲く花。
奈良盆地には箸墓古墳以降、巨大な前方後円墳が数多く造られています。
邪馬台国畿内説を有力視する一因になっている古墳の密集地帯・・・その中心に箸墓古墳は位置づけられます。
今回の研究発表は、邪馬台国論争に少なからぬ影響を与えるのではないでしょうか。
当館をよくご利用頂いていた考古学の権威、故樋口清之氏はどのように捉えておられるのでしょうか。
邪馬台国論争はまだまだ続いていきそうですね。
◇箸墓古墳の発掘 外堀を埋める作業が進行中!
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
奈良の宿大正楼の主人でございます。ツイッターやフェイスブックにも参加中です!
奈良の観光情報をどんどん発信して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
Copyright © 2007-2023 奈良の旅館大正楼 All rights reserved.