明日香村の高松塚古墳。
飛鳥美人などで知られる高松塚古墳壁画はあまりにも有名です。
高松塚古墳壁画が長年に渡り、守られてきたのはなぜか?
古代の極彩色壁画が現代に蘇った理由のひとつとして、カルサイトという物質が浮かび上がってきました。
四神の玄武と朱雀。
壁画の表面を覆っていた乳白色の層・・・その物質がカルサイトと呼ばれる”壁画の守り神”であったわけです。
壁画の下地となった漆喰が溶け出し、再結晶化して膜が出来上がります。その薄い膜が高松塚古墳壁画を守ってきたことが判明致しました。
高松塚古墳壁画館。
飛鳥美人の守り神はカルサイトだったのです。
正しく自然の賜物ですね。
何かと壁画の保存で話題になる高松塚古墳ですが、大自然の神秘の前に、人のチカラの何と乏しいことか・・・と、改めて感じさせられます。
飛鳥にはキトラ古墳という、これまた有名な古墳が存在しますが、いずれも「保存」という重大なテーマを抱えています。
日本が誇る貴重な宝であることに異論はありません。
今後の動向を見守っていきたいですね。
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