斑鳩町に鎮座する龍田神社をご案内致します。
ぽっくり寺の愛称で親しまれる吉田寺から真っすぐ北へ向かうと、程なく龍田神社の鳥居が見えて参ります。
龍田神社のある場所は法隆寺から西へ約1km。
法隆寺を守護する社・・・それが龍田神社なのです。
世界遺産法隆寺の守り神。
奈良の東大寺に手向山八幡宮があるように、法隆寺には龍田神社という心強い味方が付いているのです。
こちらが拝殿でしょうか。
龍田神社の”龍田”は”竜田”と表記されることもあるようです。
古来より竜田は、神代の竜田・楓の竜田と云われ紅葉の名所としても知られます。
日本料理の世界にも「竜田揚げ」という揚げ物の名称がありますが、竜田揚げの由来は竜田の紅葉に端を発します。
鳥居をくぐると、すぐ左手にお百度参りの百度石がありました。
縦長に尖がったスタイリッシュな百度石ですね。
右手には手水処。
向こう側に見えるのは、奈良県指定天然記念物のソテツでしょうか。
神木としてクスの巨樹がそびえ立ちます。
朱色の鳥居の背後に鎮座する楠木の高さは28mにも及びます。幹周りは6.6mの太さを誇ります。
鳥居の額束に目をやると、楠大明神の文字が見えます。
巨木に神が宿る。
神の依代としてのクスノキの周囲には、パワースポット特有の神さぶる霊気が感じられました。
それにしても大きな楠ですね。
龍田神社の歴史には聖徳太子が大いに関わっています。
法隆寺建立を思い立った聖徳太子・・・。
橘の京からやって来た太子は、平群川(現在の竜田川)の辺りに伽藍建設地を捜し求めていたと伝えられます。
聖徳太子は椎坂山に於いて、白髪の老人に姿を変えた竜田大明神に会います。
そこで、斑鳩の地を法隆寺の建設地として支持されることになります。
「ここから東にほど近い処に斑鳩の里がある。そここそ仏法興隆の地である。吾また守護神となろう。」
七五三やお宮参りで訪れる人も多いんでしょうね。
法隆寺にばかり注目が集まりますが、その守り神である龍田神社の存在も忘れてはなりませんね。
周辺観光スポットを巡るモデルコースをご案内させていただきます。
ぽっくり往生の吉田寺~龍田神社~藤ノ木古墳~古い町並みの続く法隆寺西里~世界遺産法隆寺
斑鳩の里をのんびりウォーキングしてみてはいかがでしょうか。
<龍田神社の関連情報>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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