奈良歴史ウォーク大正楼

信貴山の虎で思い出すのが、プロ野球球団の阪神タイガース。就任一年目の真弓監督が必勝祈願に訪れたことで知られます。

朝護孫子寺は奈良県北西部に位置します。

立地的にも大阪や甲子園に近いわけですから、虎ファンにはたまらない聖地となっています。御本尊の毘沙門天様に阪神タイガースの優勝を祈願する人も多いのではないでしょうか。

駐車場に車を停め、お寺へ向かう橋の手前でさっそくのお出迎えです。

毘沙門天が信貴山に出現したのは、寅の年・寅の月・寅の日だったと伝えられます。その伝説にちなんで、虎がお寺のシンボルマークになっています。

虎は元来、聖なる生き物として崇められてきた歴史があります。

古くは古墳の壁画などにも描かれています。

そう、西の方角を守護する白虎ですよね。

虎は子煩悩なことでも知られます。

密林のジャングルで孤高のイメージが強い虎ですが、意外と子供には目がないのです（笑）「虎の子」って言うぐらいですからね。

虎のテーマパークにでも来たかのような錯覚に陥ります。

参拝客を集めるための工夫が随所に見られます。

お寺なのに、妙にお寺っぽくない・・・奈良県内で私がそう感じたお寺は、霊山寺、安倍文殊院に次いで三つ目です。

宮崎駿のアニメ映画を彷彿とさせます（笑）

お寺で音楽ライヴを催したりして、若い人たちのエネルギーが境内に満ち溢れる・・・なんてことが流行っていますよね。薬師寺などは見事にその興行を成功させています。

とてもいいことですよね。

とにかくお寺へ足を運ぶきっかけ作り。そのことが先決なのではないでしょうか。