近鉄田原本駅から徒歩15分ほどの場所に、鏡・ガラス業界から信奉を集める鏡作神社が鎮座しています。
鏡作神社の正式名称は、鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりいます あまてるみたまじんじゃ)。古代には鏡作部が多く住んでいた所として知られます。
国道24号線の田原本町界隈を走っていると、国道の西側に「鏡作神社」という立て看板が見えて参ります。わりと大きな看板ですので、見落とすこともないものと思われます。国道から西へ少し進んで行くと、右側に鏡作神社があります。
鏡作神社は歴史上重要な古社で、延喜式内社とされます。
4~5世紀にかけて、己の魂が宿るものとして最も崇敬した鏡類を製作鋳造することを業としていた鏡作部。この地一体に住居した鏡作部は、御鏡(天照国照彦火明命)並びに遠祖(石凝姥命)を氏神として鏡作神社を開きました。
朱色の鳥居をくぐって参道を進むと、拝殿向かって左側に鏡石なるものが姿を現しました。鏡石って何なんでしょうか?
鏡作神社の鏡石。
池を背にして、霊力を感じさせる不思議な石が鎮座していました。
この鏡石、元は背後の鏡池にあったもののようです。
鏡の製作に関係していたのでしょうか?
鏡作神社の鏡池。
鏡の製造に携わる方々が、この池で身を清めたのかもしれませんね。
道路に面した朱色の鳥居。
鳥居の手前右側に、小さな駐車場がありました。
参拝者用に用意された無料駐車場です。
白雪姫のお話にも出てくるように、洋の東西を問わず、鏡には不思議な霊力が宿るとされます。鏡作神社から程近い場所の黒塚古墳からも、謎のベールに包まれた三角縁神獣鏡が出土していますよね。
鏡作神社はちょっとした奈良の穴場観光スポットです。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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