風鈴まつり開催中のおふさ観音。
チリン、チリンと涼やかな音が境内に鳴り響きます。
月と兎ですね。
多種多様なデザインの風鈴が参拝客を楽しませてくれます。ついこの間まで、薔薇まつりで賑わっていたおふさ観音ですが、薔薇の見頃も過ぎ、今ではすっかり風鈴一色に染まっています。
せんとくんの風鈴ですね。
円空庭を背景に、遷都祭で産声を上げたせんとくんが涼を運びます。
本堂前にもたくさんの風鈴が吊り下げられています。
奈良の夏といえば、灯りの祭典で知られる「なら燈花会」が人気を集めていますよね。夜の闇に浮かび上がる蝋燭の火はとても幻想的ですが、燈花会とはまた違った風情の感じられるおふさ観音の風鈴も実に素敵です。
こちらはシルクロードを象徴するラクダの風鈴でしょうか。
風鈴の歴史は中国に遡ります。
風鈴の起源は「風鐸」と言われる小さい鐘のようなもの。
古代中国では寺の軒先に吊り下げられ、いにしえの風に揺られていました。風鐸の鳴る音は、魔除けになる言われていました。日本へは仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊るしたのが風鈴の始まりだそうです。
瓢箪型の風鈴。
瓢箪独特のくびれたラインが印象的です。
仏教伝来と共に日本へ伝わった風鈴。おふさ観音から車で10分ほどの所に、仏教伝来の地碑が建てられています。風鈴の歴史にも、中国や仏教が関わっていたのですね。
音で涼む風鈴。
扇風機やクーラーのように冷気が出てくるわけではありません。耳で聴いて涼を取ります。決して合理的ではありませんが、何とも風流な道具ではないでしょうか。
金魚が描かれているだけで、なぜか体感温度が1度ぐらい下がるのを覚えます。
縁側に風鈴、蚊取り線香を焚きながら、団扇を仰いで花火見物・・・日本人の心に宿る「夏の風物詩」ですね。
当館大正楼からおふさ観音までは、お車で10分のアクセスです。
<おふさ観音の風鈴関連情報>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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