ぽっくり寺の愛称で親しまれる吉田寺をご案内致します。
吉田寺の山門。
お寺の山号は清水山なんですね。
ぽっくり往生の寺。
安らかな大往生を願う人々の厚い信仰を集める名刹です。
吉田寺は龍田神社や法隆寺にも程近く、万葉の息吹漂う斑鳩の里に位置しています。
山門から本堂へと続く道には竹藪が生い茂っていました。
ひっそりとした静かなお寺です。
しばらく進むと、左側に石碑が現れました。
吉田寺のご本尊、丈六阿弥陀如来坐像の文字が刻まれています。
吉田寺の本堂。
本堂の中に、ご本尊の丈六阿弥陀如来坐像が安置されています。
丈六阿弥陀如来坐像は、吉田寺の開基恵心僧都(源信)の作です。境内にあった栗の木を刻んで造ったとされます。
恵心僧都の母の三回忌供養のとき、不思議な光を放つ栗の霊木を伐って彫りあげたものだとか・・・
吉田寺の丈六阿弥陀如来坐像は阿弥陀如来像では奈良県下最大であり、「大和のおおぼとけ」の別名を持ちます。
手前に吉田寺の多宝塔、向こう側が本堂です。
多宝塔内部には、恵心僧都の父である卜部正親の菩提追善のために造られた大日如来像が安置されています。
9/1,2 と 11/1~3 には特別開扉されます。
室町時代中期に建てられた多宝塔。
色々な角度から多宝塔を眺めていると、スズメバチの巣らしき物体を発見致しました!国の重文に蜂が棲み付いていました(笑)
鐘楼の下に置かれていた鬼瓦。
ぽっくり寺の由来は、お寺を興した恵心僧都の母の臨終時に遡ります・・・。
母の臨終に立ち会った恵心僧都。
除魔の祈願をした衣服を母に着せてあげると、何の苦しみもなく往生を遂げたそうです。この伝説が元となり、ぽっくり寺と呼ばれるようになりました。
ご本尊の丈六阿弥陀如来坐像を一生懸命に拝めば、下の世話になることもなく大往生を遂げることができると信じられています。
吉田寺の拝観料は300円。
駐車場は無料。
公共交通機関でのアクセスは、JR・近鉄王寺駅よりバス国道横田・法隆寺前・高畑町行き竜田神社前下車徒歩3分となっています。
◇世界遺産の法隆寺 吉田寺から徒歩圏内!
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