長岳寺の阿弥陀三尊像をご案内致します。
ハイキングの名所である山の辺の道。
その山の辺の道のおよそ中間地点に長岳寺は位置します。ご本尊の阿弥陀三尊像は、本堂の中に安置されています。
中尊の阿弥陀如来を中心に両脇侍に観世音菩薩、勢至菩薩が佇みます。
本堂の中はひっそりとしています。
重要文化財の阿弥陀三尊を心ゆくまで、ゆっくりと見上げることができるように、パイプ椅子のようなものが用意されていました。
本堂の手前には放生池が広がります。
長岳寺の本堂は、1783年(天明3年)に再建されました。阿弥陀三尊の他にも、多聞天、増長天などの仏像や寺宝類が安置されています。
阿弥陀三尊の中尊”阿弥陀如来”。
阿弥陀如来とは、西方の彼方十万億土に極楽世界を開き、末法の世に生まれた私たちをお救い下さる仏様のことを意味します。
ありがたい仏様なのですね。
長岳寺本堂と練塔。
脇侍の観世音菩薩は阿弥陀如来の慈悲の分身。
勢至菩薩は智恵の分身です。
3体とも藤原時代の作で、玉眼をはめ込んだ仏像としては日本最古を誇ります。
本堂の入口の所に鐘がありました。
歴史を感じさせる建物です。
放生池のほとりに卒塔婆のようなものが立っていました。
長岳寺は花のみてらとしても有名ですよね。
春の桜、つつじ、かきつばた。
夏の紫陽花、酔芙蓉(すいふよう)。
秋の紅葉(もみじ、かえで)。
冬には、やぶつばき・・・一年を通して実に多彩な花模様が描かれます。
現世を彩る花々もいいですが、歴史の深みに想いを馳せる仏像も捨て難いですよね。
長岳寺の阿弥陀三尊には、仏像ファンを魅了する力が秘められています。
<長岳寺観光案内>
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