日向神社をご案内致します。
大神神社の摂社のひとつに数えられる日向神社、正式名称を「神坐(みわにいます)日向神社」と申します。
太陽との関係が頭をよぎります。
大神神社の拝殿から南へ150mほどの小高い場所に鎮座します。北向きに祠と鳥居が建っており、参拝者は南中の太陽を拝する形になります。
日向神社の案内板。
平等寺へ続く道中、右手に日向神社へのアプローチが伸びています。
境内の木の元に、何やら基壇のようなものが見られました。
この上に燈籠、あるいは鳥居が建っていたのでしょうか。
神体山と言われる三輪山。
地元の特産品三輪そうめんの看板も見えます。
三輪山の山頂には、高宮神社が鎮座しています。高宮神社は朝日(伊勢神宮)を拝する形式をとります。
三輪の神は太陽神とも言われますが、朝日を拝する高宮神社に、南中の太陽を拝する日向神社。その対比がくっきりと浮かび上がってきます。
北面する日向神社。
人気のない境内に、神様のオーラが感じられます。
大神神社にお参りしても、あるいは山の辺の道を歩いても、あまり気付かれることのない日向神社ではありますが、その由緒に想いを馳せるなら、一度は参拝しておきたいお社ではないでしょうか。
三輪山平等寺の山門。
日向神社よりさらに南側にあります。
太陽神信仰を知れば知るほど、興味深い内容に辿り着きます。三輪山の近くにある箸墓を中心に、伊勢から淡路に至る200㎞の東西線を太陽の道と呼びます。
大正楼客室の掛け軸。
太陽の道・・・北緯34度32分。
素朴な太陽信仰の奇祭(ゲーター祭)で知られる神島、伊勢神宮の最高の巫女である斎王がおられた宮跡である斎宮跡、室生寺、長谷寺、箸墓などを通る太陽の道。
大正楼中庭の一角にあるつくばい。
日向神社のある場所は、南北朝時代に三輪神主の西阿が活躍した三輪城のあった所とされます。小高い場所で、見晴らしの良い立地であったことがうかがえます。
毎年5月9日には例祭が執り行われます。
桜井市三輪御子ノ宮に鎮座する日向神社のことを、俗にミコの宮と呼んでいます。
<大神神社関連情報>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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