磐座信仰が根づく大神神社。
磐座(いわくら)とは大きな岩のことなんですが、単なる岩ではありません。神様の依代(よりしろ)として神聖な場所とされています。
<三輪山と大鳥居>
依代というのは憑代(よりしろ)とも書かれ、神様が一時的に降りてこられる神座を意味します。
三輪山には3つの磐座があるとされます。
三輪山山頂に「奥津磐座(おきついわくら)」、中腹に「中津磐座(なかついわくら)」、山麓に「辺津磐座(へついわくら)」。
奥津磐座には大物主神、中津磐座には大己貴神(おおなむちのかみ)、辺津磐座には少彦名神(すくなひこなのかみ)が、それぞれに祀られていると云われます。
<大神神社二ノ鳥居前>
大神神社のご祭神は大物主神ですよね。
さらに、大己貴神と少彦名神が配祀されていることはあまり知られていないような気もします。
大神神社にお参りする際、私たちがよく目にする磐座には、夫婦岩・磐座神社・山の神祭祀遺跡などがあります。普段よく見るこれらの磐座以外にも、三輪山中には多数の磐座が散在しています。
<神奈備 三輪山>
「古来一社の神秘也」と伝えられる三ツ鳥居。
3つの鳥居の中心延長線上に、奥津磐座、中津磐座、辺津磐座がそれぞれに鎮座しているという説もあります。
巨石に神が宿る。
大神神社から車で15分ほどの所に飛鳥の里がありますが、飛鳥にも数多くのミステリアスな巨石群が残されていますよね。
大神神社の磐座信仰には、原始体験を想わせる実に興味深いものがあります。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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