奈良県桜井市は芸能発祥の地として有名です。
その聖地である土舞台をご案内致します。
JR桜井駅を下車して、南へ歩を進めます。
この辺りは桜井から飛鳥を経て、遠く紀州へと至る古道の出発点でもあります。
古道の名前は磐余の道(いわれのみち)。
大化の改新ゆかりの道であり、その昔は白浜温泉へと続く観光路でもありました。
奈良の地銀で知られる南都銀行を過ぎ、さらに歩いて行くと右手に若桜神社が鎮座します。
その先に、観光名所の土舞台や安倍文殊院があります。
磐余の道。
土舞台はこの道標から右手にとって進みます。
坂道を登って住宅地の中へ入って行きます。
土舞台の案内図が出ていました。
土舞台は小高い丘の上にあるんですね。
土舞台へのアプローチ。
あの階段を上がっていけば、目的地の土舞台へ到着します。
周りを静かな木々に囲まれて、由緒正しい土舞台が姿を現しました。
時代は聖徳太子が摂政の任務に就いていた頃に遡ります・・・。
百済(現在の韓国)から日本に帰化した味摩之(みまし)という人が、「呉(現在の中国)で伎楽を学びました」と聖徳太子に伝えます。
そこで、聖徳太子はこの地に子供達を集め、伎楽を習わせたと今に伝えられています。
伎楽とは、インドやチベットで行われていた仮面劇のことを意味します。
またの名を呉楽(クレノウタマイ)といい、中国に伝わり「散楽」と称されました。当時、日本には伝統的な神楽がありましたが、新たに伎楽が加わることにより、日本の芸能は国際的でバラエティ豊かな色合いを持つようになりました。
土舞台は、日本初の国立演劇研究所があった場所ということになります。日本芸能発祥の地と言われる所以ですね。
土舞台の下には桜井小学校があり、児童達の元気な声が聞こえてきます・・・。
土舞台から少し離れた場所に安倍山城跡があります。
こんな感じです。
特筆すべきものは何もありませんでしたが、周辺は公園としての整備が進んでいるようです。工事車両が行き来していました。桜井市も観光事業に力を入れると伺っておりますので、その一環なのかもしれませんね。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
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