奈良県桜井市。
桜井の地名の由来をご案内致します。
JR桜井駅を下車して、土舞台や安倍文殊院方面へ歩いて行きます。若桜神社の手前右手に桜の井という井戸があります。
道路上に埋め込まれた桜の井の案内プレート。
桜井市谷の若桜神社に残る井戸。
「桜の井」の説話が残されており、この井戸が地名の起源になるのでしょうか。
桜井の地名由来には諸説あって、一つに限定することは難しいようです。私はこの辺りの地形に由来する地名のように思います。
桜井の「サ」が接頭語で、「クラ」が鞍(凹部)を意味し、「イ」が井戸ではないかと・・・
桜井市谷という地名があります。
その字の如く、凹凸のある地形が残るエリアです。
若桜神社は稚桜神社とも書きますが、いずれにせよ、この「若」は美称として冠されています。要するにサクラ神社です。サクラといっても、花の桜とは何の関係もありません。
天皇の遊宴の席で、盃の上に桜の花弁がひらりと落ちたから「稚桜」の地名が起こったとする説もありますが、果たして真偽のほどはいかがでしょうか。
桜井市内には、クラと名の付く地名が多く残ります。
溜池で知られる倉橋を筆頭に、口倉(くちのくら)、小倉(おくら)、滝倉(たきのくら)等々。倉橋のため池は小高い場所にあって、その地形から名付けられた地名であることがうかがえます。
桜井の地名も、谷の地形に由来しているのではないでしょうか。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
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