奈良歴史ウォーク大正楼

ぼけ封じにご利益があると言われ、桜井市にある安倍文殊院と並んで称されます。

おふさ観音では「身体からのぼけ封じ」を祈願し、安倍文殊院では「頭からのぼけ封じ」を祈願します。

おふさ観音のびんずる尊者。

身体からのボケを封じる。

年を取って来ると、腰、膝、脚、首、肩などに問題が生じてきます。体の各部位の痛みをびんずる尊者に託し、病気平癒を願います。

藤原京の大極殿を真ん中に、真東の日出る処に安倍文殊院・真西の日入る処におふさ観音が位置します。

ぼけ封じに良いとされるこの２つの寺を結ぶ道は、大和長寿道と称されます。

大和長寿道をハイキングしながら参拝する信者さんが多数いらっしゃいます。「ぼけ封じ参り」として観光客の間でも人気が広まりつつあります。

大師堂横のアーチを抜けて、円空庭方面へ向かう参拝客の皆さん。

頭がぼけるのは分かりますが、身体もぼけるのですね(笑)

頭と体はつながっています。

お互いに深い相関関係にあることを考えれば、どちらもぼけ封じには大切であることが分かります。頭も身体も軽い運動を日々心掛けたいですね。

日本最大７ｍの智恵の仏様・文殊様が頭のぼけ封じを、そして病気守護の観音様が身体のぼけ封じを担当します。

大和長寿道は全長約４ｋｍにわたり、その途中には橿原市昆虫館や天の香久山、それに特別史跡である藤原宮跡があります。

観光シーズンの春と秋を通して安倍文殊院のコスモス、おふさ観音のバラが楽しめます。

長寿延命を祈願して、大和ぼけ封じ霊場に参拝なさってみませんか？

＜おふさ観音の関連情報＞

• 高野山真言宗別格本山おふさ観音の公式ホームページ
• 風鈴の歴史（風鈴の起源は「風鐸」）
• おふさ観音の駐車場（無料パーキング案内）