奈良歴史ウォーク大正楼

岡寺の本堂。

宗派は真言宗に属します。

本堂の中に安置されている如意輪観音坐像。

日本最古にして最大の如意輪観音像です。

仏法ゆかりのインド・中国・日本３国の土を混ぜて、弘法大師が造ったと伝えられる仏像です。

境内にはシャガの花も咲いていました。

特別拝観の際には、与願印を結んだ如意輪観音様の左手の脇から、間近に見上げることができます。こんなに近くからご本尊を拝めるとは・・・と拝観者が驚くほどの近さです。

飛鳥の地を見下ろすように建つ三重塔。

岡寺は花のお寺としても有名です。

シャクナゲを筆頭に、牡丹、さつき、紫陽花等々の花々が参拝客を魅了します。

近鉄沿線には「岡寺」という駅があります。

橿原神宮前駅、岡寺駅、飛鳥駅・・・と南へ続いていく近鉄電車。

岡寺へのアクセスは、近鉄橿原神宮前駅東口・飛鳥駅より明日香周遊バス（赤かめバス）岡寺前下車徒歩１０分となっています。

要するに岡寺は飛鳥にあるのです。

小高い場所に佇む岡寺ですが、その麓まで下りて行けば、石舞台古墳や橘寺が観光客を出迎えてくれます。

５月も中旬を過ぎれば、残念ながらシャクナゲも見ごろを過ぎてしまっています・・・。どうやら４月中旬から５月初旬頃が見ごろのようですね。

こちらは仁王門。

岡寺のご本尊であらせられる如意輪観音坐像は、「御名を呼べば衆生の願いに意の如く応え、法輪を転じて衆生の迷いを破ってくれる」という、有難い功徳に満ちていらっしゃいます。

如意輪観音像によく見られる艶やかさとはまた違った、”質実剛健とした仏像” という印象を受けました。