眼病封じで有名な壺阪寺に、横になっておられる大きなお釈迦様の像があります。
天竺渡来大涅槃石像。
螺髪(らほつ)の一粒一粒がとても大きい!
平成11年度に安置された全長8mの巨大石像です。
壺阪寺は飛鳥の近くに佇むお寺として知られます。
吉野の大淀へ抜けるトンネルの手前に位置し、キトラ古墳や子嶋寺なども割と近くにあります。
大涅槃石像の向こう側には、お立ちになられている天竺渡来大観音石像が見えます。
大涅槃石像は、大観音石像と同じく、インドにおける奉仕事業のご縁で始まった国際交流・石彫事業の一環として製作されました。大観音石像は全長20mと言いますから、奈良の大仏様をもしのぐ大きさですね(笑)
涅槃像は全ての教えを説き終えて入滅せんとする釈迦の姿を顕しています。
入滅前のお釈迦様なのですね。
足のサイズも尋常ではありません(笑)
釈迦の最後の説法は「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」自らを灯明とし、自らをよりどころとし、法を灯明し、法をよりどころとすることを説かれています。
観光とは「光を観る」ことだから、お寺や文化財に頼ることなく、自らが光となってお客様を喜ばせてあげなさい・・・なんていう素敵なお話を聞いたことがありますが、どことはなく通じるものを感じます(^-^)
壺阪寺は石像の宝庫です。
千手観音様も石で彫られており、仰ぎ見るほどの大きさです。
自灯明・法灯明・・・釈迦がいる、いないにも関わらず自分を頼りとし、正しい教えを頼りとすることを意味しています。実に深い教えですね。入滅前のお釈迦様の姿を眺めながら、深く自分を掘り下げてみるのでした。
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