関西花の寺霊場第二十番 石光寺(染寺)をご案内致します。
石光寺の境内。
想観の沙と弥勒堂が見えます。
石光寺の寒牡丹。
広い庭に咲き誇る牡丹と、山門左手にある糸掛桜が石光寺(せっこうじ)の代名詞にもなっています。
弥勒堂の前に寒咲あやめも咲いていました。
春ボタン、アメリカ芍薬、寒咲アヤメなどの花々が石光寺の境内を埋め尽くします。寒牡丹は長谷寺以来でしたが、花のみてらに勝るとも劣らぬ牡丹の株数です。
石光寺に咲く牡丹は4,000株以上。
7,000株とも言われる長谷寺には及びませんが、なかなか見ごたえのある牡丹を楽しむことができます。
天智天皇勅願寺として知られる石光寺。
中将姫旧跡、染の井、糸掛桜、弥勒石仏、牡丹が見所の名刹です。
石光寺の拝観料は400円。
小人は半額のようですね。
石光寺のご本尊様は、阿弥陀堂(常行堂)に安置される阿弥陀如来坐像です。
天智天皇の時代、ここ染野の地に、不思議な光を放つ三大石があったと伝えられます。石のあった場所を掘ると、弥勒三尊の石像が現れました。
天皇の勅願により寺院を建立することとなり、天皇より石光寺の名前を賜りました。
光る石といえば、橘寺の三光石を思い出しますね。
拝観受付横の休憩所に役の小角像がありました。
石光寺の歴史は、役の小角が開山となり、弥勒如来を本尊として祀ったのが始まりと云われています。
弥勒堂。
元旦から1月31日まで拝観することができます。
白鳳時代の文化財である弥勒石仏や、弥勒如来坐像、中将姫山居尊像、船乗観音像などが安置されています。
染の井・糸掛桜。
中将姫が當麻曼荼羅を織る蓮糸を染めたと伝えられる染の井がありました。ここの井戸で蓮糸を洗い、五色に染めて桜の木に掛けて乾かしたそうです。
染の井の脇に立つ枝垂れ桜を「糸掛桜」と呼んでいます。糸掛桜の古株も祀られ、色褪せぬ伝説が今も私たちに語りかけてきます。
牡丹の庭には文学碑も幾つか見られ、与謝野晶子の短歌もありました。
初春や 當麻の寺へ 文かけば 奈良の都に 住むここちする
◇當麻の地名由来 地形から連想します・・・
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