興福寺北円堂をご案内致します。
国宝に指定されている北円堂。
堂内には運慶作と伝えられる弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像など、国宝の仏像が安置されています。
興福寺北円堂。
春秋2回の特別公開日以外は開放されていません。
幸運にも今日は、「お堂でみる阿修羅」と題する興福寺国宝特別公開日に当たります。
北円堂に入場待ちの人だかりが出来ています。
普段は静かな北円堂周辺ですが、さすがにこの日ばかりは大勢の人で賑わっていました。
立派な柱ですね。
興福寺北円堂は八角堂として知られます。
木造の日本建築においては、円形平面の形を作るのが困難なため、六角形や八角形で円形を象ったと云われています。
八角堂は故人の冥福を祈る廟堂としての意味を持ちます。
北円堂の屋根瓦のてっぺん。
現在の北円堂は鎌倉時代の再建で、単層・本瓦葺きの様相を呈しています。
行列待ちの人々・・・。
国宝の無著・世親像がお目当ての観光客が多いのでしょうか。
行列待ちのロープが張られていました。
私が訪れた日は幸いにも平日でした。
週末にもなれば、北円堂の西側脇のこのスペースにも入場待ちの列が出来るのでしょうか。
阿修羅人気も手伝って、北円堂も大いに盛り上がっています。
少しずつ少しずつ前へ進んでいきます(笑)
今か今かと待ち侘びる人々。
待ち時間の間、興福寺五重塔を撮影。
北円堂エリアからのアングルは珍しいですよね。
木々の狭間から興福寺五重塔が垣間見えます。
興福寺北円堂は数ある興福寺伽藍の中でも、現存のものとしては最古に当たります。
法隆寺夢殿も八角堂として有名ですが、ここ興福寺にも国宝の八角堂が存在することを忘れてはなりません。
聖徳太子の冥福を祈る法隆寺夢殿に対し、興福寺北円堂は藤原不比等の菩提を弔うために発願された歴史を持ちます。
<興福寺観光ガイド情報>
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