興福寺国宝館の正面向かって右側に、キササゲ(楸)の木が植えられています。
珍しい木だなと思い、ついカメラを向けてしまいました。
木偏に秋と書いて、楸(キササゲ)と読みます。
キササゲ。
中国南部の原産で、ノウゼンカズラ科の落葉喬木。
初夏の頃、淡黄色で暗紫斑のある花を多数付けることで知られます。また、その果実は細長い形をしており、マメ科のササゲに似ています。
キササゲの果実は、腎臓疾患の利尿薬としても使われているようです。
興福寺国宝館といえば、普段は国宝の阿修羅像が安置されている場所です。キササゲに脇を固められている阿修羅像・・・そんな絵が頭の中に浮かびます。
阿修羅像の収められている興福寺国宝館ですが、元はお寺の食堂であったことがこの案内板からも伺えます。
食堂と書いて、食堂(じきどう)と読みます。
私たちが普段何気なく使っている食堂という言葉にも、古来から伝わる仏教の影響が感じられます。
興福寺国宝館。
歴史的にも意外と古く、昭和34年に開館しました。細殿跡と食堂跡に建てられた奈良時代様式の重厚な建物です。
旧山田寺の仏頭も安置されており、宝物収蔵庫の名にふさわしいお宝がたくさん展示されています。
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