尾花とはススキのことを意味します。
尾花(おばな)って? ススキの花穂やススキそのものを表現する言葉なんですが、その由来はどこにあるのでしょうか。
ススキ・・・動物の尾っぽに似ていますよね。
古代の人々は、風にゆらゆら揺れるススキから動物の尾っぽを連想したようです。
”たかまとの 尾花吹き越す 秋風に”
飛鳥の甘樫丘~コスモスとススキを撮影。
秋を象徴するコスモスとススキ。
ススキをじっと眺めていると、やっぱりお月さんの絵が欲しくなりますよね(笑)
日本の原風景が残る飛鳥には、風になびくススキがよく似合います。
野を歩く時、衣服が尾花に擦れ合うことを”尾花摺(おばなずり)”と表現していました。昔の風情が伝わってくる言葉ですよね。
国営飛鳥歴史公園には白い彼岸花も咲いていました。
尾花ずりで思い出しましたが、私たちが日常的に使っている「訪れ」という言葉の起源もよく似たところから発しています。
衣ずれの音を「音ずれ」といい、それがいつしか「訪れ」に変わっていったというお話・・・静寂の中に暮らしていた古代の人々は、殊の他、音には敏感だったのかもしれませんね。
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