信貴山朝護孫子寺。
奈良県生駒郡平群町信貴山にある真言宗のお寺。朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)には、お寺のテーマパークといった趣が漂います。
張り子の虎。
長さ6メートルもある朝護孫子寺のシンボルです。
聖徳太子が毘沙門天王を感得し、ご利益を頂かれたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったと言い伝えられています。
朝護孫子寺の本堂。
ご本尊の毘沙門天王が祀られています。
毘沙門天王の使いとされる百足(ムカデ)。
信貴山朝護孫子寺の境内では、ムカデと虎を至る所で見かけます。
二人三脚で足並みを揃えるのは難しいものです。
その点、ムカデは一糸乱れぬ足の運びで前へと進んで行きます。
皆で力を合わせて事を行う・・・仏の教えに通じるものがあります。
また、おカネのことを「おあし」と表現しますよね。
百足(ムカデ)、おあし、銭・・・金運を呼び込むということで、信仰の対象にもなっているようです。
開運橋。
この橋を渡ってお寺へアクセスします。
開運橋は文化庁の登録有形文化財に指定されています。
寺に通じる橋そのものが文化財。
いかにも奈良らしい有難味が感じられます。
虎の胎内めぐり。
なんだか宮崎駿監督のアニメを連想してしまいます(笑)
寅の口の中へと入って行きます・・・胎内には、参拝者の絵馬がたくさん並べられていました。
胎内めぐりで三寅の福にあやかる。
寅の年、寅の日、寅の刻に信貴山に出現したと伝えられる毘沙門天。朝護孫子寺ならではのエンタメ空間ですね(笑)
本堂下の虎の石像。
檻の中に入っていますね。
ここは動物園ではなく、れっきとしたお寺です。
弁財天さんの所でも虎を発見。
こちらはマスコットキャラクターにでもなりそうな、かわいい雰囲気の虎です。
小さいながらも牙が鋭いです。
トラ、トラ、トラ・・・プロ野球球団の阪神タイガースが必勝祈願に訪れたのも頷けますよね。
朝護孫子寺境内にある聖徳太子像。
「信貴山」という名前の命名者は聖徳太子です。
仏教擁護の立場に立っていた聖徳太子。外国からもたらされた仏教を受容するか否かで、仏教排除派の物部守屋と争っていました。
信貴山上で毘沙門天に勝利を祈る聖徳太子。
見事勝利した太子は、この地に毘沙門天を祀り「信貴山」と名付けました。信ずるべき、貴ぶべき山という意味ですね。
張り子の虎の向こうに本堂が垣間見えます。
聖徳太子ゆかりのお寺だったんですね。
飛鳥の橘寺や斑鳩の法隆寺は、言わずと知れた聖徳太子のお寺です。そう言えば、信貴山の麓近くには斑鳩の里が広がっていることに気付かされます。
朝護孫子寺の拝観料は、境内自由(無料)で、信貴山縁起絵巻などが収められた霊宝館が200円(絵巻特別公開期間は300円)となっています。
駐車場は有料500円。
アクセス方法は、近鉄生駒線信貴山下駅よりバス信貴山・三室園東口行き信貴山下車徒歩15分です。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
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