シャガの花をご案内致します。
4月から5月に掛けて開花するシャガ。
奈良県立万葉文化館の庭に、目の覚めるような綺麗なシャガが咲いていました。
シャガの学名は、Iris japonica 。
アヤメの花にどこか似ていませんか?
それもそのはず、シャガはアヤメ科アヤメ属に分類される多年草です。
アヤメ属を表す Iris は、ギリシャ語で「虹」を意味します。アイリス ジャポニカ(日本の虹)ということですが、原産地は中国のようです。
虹を思わせる美しい色彩です。
シャガを漢字で書くと、「射干」となります。
射干はヒオウギの漢名でもありますが、実際のところ、ヒオウギに似ていることに由来します。
ヒオウギの種子である「ぬばたま」を、以前に飛鳥で見たことがあります。不思議な巡り合わせを感じました。
シャガは湿気の多い場所に生育すると言われます。
杉林や竹林などの林床に多く見られます。
3倍体のため種子はできませんが、根茎から枝を伸ばして群生する習性を持っており、とても生命力の強い植物として知られます。
奈良県立万葉文化館の裏門。
様々な花が咲き誇る庭へと直結しています。
裏門を出ると、飛鳥寺への近道が案内されていました。徒歩2~3分で飛鳥寺へアクセスすることができます。
普段何気なく目にしている花も、万葉文化館の中ではマジマジと観賞してしまいます(笑)
これも文化施設の効用なのでしょうか。
飛鳥寺の西~蘇我入鹿の首塚もすぐ近くです。
甘樫丘が背後に見えます。
飛鳥川沿いにも、春を謳歌する花が咲き誇っていました。
淡い紫色をしたシャガ。シャガの花には、どこか神秘的な雰囲気が感じられますよね。
笑っているようでいて、どこか妖艶な魅力に包まれています。シャガの独特な花模様に引き込まれるような錯覚に陥ります。
◇飛鳥寺の馬酔木 文学の匂いに包まれる馬酔木!
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