飛鳥寺の門前に、馬酔木の花が咲いていました。
馬酔木(あせび、あしび)は春の花。
馬酔木の葉には有毒成分のアセボチンが含まれていて、馬が食べると麻痺することから「馬酔木」と命名されています。
飛鳥大仏の標石の傍らに馬酔木の花が咲いています・・・。壷形の白い花が門前を彩ります。
白色の他に、薄紅色の馬酔木もあるそうです。
ツツジ科の常緑灌木。
毒のある馬酔木の葉は、煎じることによって殺虫剤や皮膚病の薬に利用されます。
畑の境界線を表す目的で植えられた馬酔木のことを、馬酔木境(あせびぎり)といいます。風除けや土止めの役割を担います。
飛鳥寺の門前に植えられた馬酔木は、境内と外界とを分ける結界といったところでしょうか。
門を入って右手にある本堂。
本堂の中に、ご本尊の飛鳥大仏が安置されています。
日本最古の仏像である飛鳥大仏。
止利仏師の作としても有名です。
飛鳥川沿いに咲く花。
向こうに見えるのは飛鳥橋です。
馬酔木の学名は Pieris Japonica 。
ピエリスとは、ギリシャ神話に出てくる詩の女神を意味します。
詩の女神・・・なるほど、馬酔木は万葉集の中でもよく詠われています。古代から人々の身近に咲いていた馬酔木の花。
馬酔木を見ていると、その背後に悠久の歴史の流れが感じられますね。
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