飛鳥周遊歩道を歩いていたら、道端でぬばたまらしき黒々光るものを発見しました。
ぬばたまはヒオウギの種子です。
万葉集の歌によく詠まれるぬばたま・・・。
「夜」に掛かる枕詞として知られます。
岡寺や石舞台方面へ続く道路。
右側に橘寺、左側に川原寺跡を望みます。
この辺りは川原のバス停近くです。
真っすぐ伸びる道の向こう側に山が見えます。
山腹に目を凝らしてみると・・・
岡寺の三重宝塔ではないでしょうか。
川原から三重宝塔を望むことができるんですね。
こちらは、聖徳太子生誕の地と伝えられる橘寺。
橘寺参拝を終え、裏道から石舞台古墳へ足を伸ばします。そこから小高い場所にある岡寺へ・・・
万葉人がぬばたまの色から、夜・夢・黒を連想したのも頷けます。
秋の日は釣瓶落とし、秋の夜長といった具合に、秋は夜の深まりを身近に感じる季節でもあります。ぬばたまの色は深まる秋とつながっています。
自然が造り出す見事な発色に、思わず息を呑んでしまいますね。
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