石神遺跡の出土品として、須弥山石と石人像はよく知られています。
写真は飛鳥資料館の庭に佇む須弥山石。
噴水装置を持っている石造物です。
一番下の石には小さな孔が開けられています。
飛鳥資料館の庭に佇む石人像。
こちらも噴水装置になっています。
雷丘の東側にある石神遺跡。
飛鳥時代における斎明天皇の迎賓館と云われている遺跡です。
石神遺跡の案内板。
先頃、石神遺跡では瓦ぶき門の遺構が出土しました。
宮殿に瓦が使用されるのは694年の藤原宮が最初とされていましたが、石神遺跡はそれより50年近くも前の遺跡です。
瓦葺き門の前には、飛鳥の中心部へつながる重要な道路があったと考えられています。
迎賓館という性格上、地方の有力者や外国使節を出迎える重要な役割を果たしていた石神遺跡。国の威信をかけて見栄えを良くするため、門に瓦を使ったのではないかと言われます。
石神遺跡の地図。
右上に水落遺跡があります。
その左の方には、須弥山石と石人像の出土地という文字が見えます。
瓦ぶき門の遺構出土地は、この地図でいうと、左下の方になりますね。
ちょうど石神遺跡の東端に位置します。
冒頭の須弥山石や石人像はここから出土しました。
噴水装置を持った石造物が出土したのは、明治時代のことでした。
こちらが水落遺跡。
中大兄皇子が水時計(漏刻)を造った跡です。
石神遺跡にはまだまだ古代の謎が眠っていそうです。
日本で初めての本格的仏教寺院である飛鳥寺、神様が鎮まると云われる甘樫丘や雷丘のすぐ傍にある石神遺跡。
立地的にも、古代の歴史を解明する重要なキーポイントになるものと思われます。
<石神遺跡の周辺観光ガイド>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
奈良の宿大正楼の主人でございます。ツイッターやフェイスブックにも参加中です!
奈良の観光情報をどんどん発信して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
Copyright © 2007-2023 奈良の旅館大正楼 All rights reserved.