大神神社のお正月風景をご案内致します。
2009年度の今年は丑年。
大神神社の拝殿にも、丑の大絵馬が掲げられていました。
日本画の技法を採り入れた干支の丑。
大勢の参拝客がどの角度から見ても、丑と目線が合うように描かれています。また、丑の背中のラインは三輪山の稜線を模っています。
この大絵馬、なかなかの傑作ですよね。
大神神社の拝殿。
丑年にちなんで、様々な話題が提供されています。
その中でも気になるのが、丑寅の方角は鬼門に当たるということ。北東の方角ですね。
方位学では北東が鬼門で、南西を裏鬼門と見なします。
私どもの旅館からみると、北東方向に三輪山や大神神社が鎮座しています。そういう意味では、三輪さんにお守り頂いているのかもしれませんね。
拝殿には、大晦日から元旦にかけて催される繞道祭の松明も用意されていました。
桃太郎の鬼退治にまつわるお話も興味深いです。
鬼のいでたちを思い返してみると、頭に牛の角を生やし、寅のパンツを穿いています。
丑寅を見事に表していますよね。
桃太郎の鬼退治にお供する動物は猿、鳥、犬です。
十二支の円形図を想像してみると分かりますが、ちょうど裏鬼門に当たる南西の方角に位置する動物たちです。
こちらは、大神神社のなでうさぎ。
十二支って本当に面白いですよね。
大神神社の象徴であるなでうさぎは兎ですので、十二干でいえば真東に位置する動物です。太陽の昇る方角ですよね。
太陽神でもあると云われる三輪の神様にはとてもよく似合います。
普段は参集殿で参詣客をお出迎えしているなでうさぎですが、お正月準備のためか祈祷殿前に陣取っていました。
今年も初詣客に、体のあちこちを撫でまわされるんでしょうね(笑)
三輪山から日は昇り、二上山に日は沈む。
東の三輪山から西の二上山へ・・・古代の人たちは太陽の動きを、二つの山を目印にして把握していました。
祈祷殿前に用意された大絵馬。
本番に向けてビニールシートで覆われていました。
願えば叶う大絵馬。
12月28日には、地元の桜井高校の生徒たちにより、おめでたい言葉を揮ごうする恒例行事が催されました。
「慶祝」「福徳」「惟神」「瑞兆」の文字が揮ごうされています。
この大絵馬、横幅4m・縦1.5mの堂々たる大きさ。
まほろばの国からさんのブログでも紹介されていますが、大神神社の大注連縄の重さは250kgもあるそうです。
さすがに大神神社、スケールが違います。
”叶う”は口偏にプラスと書きます。
プラス志向の言葉を唱え続けていると、おのずと願い事は叶うものです。願えば叶う大絵馬、多くの人のたくさんの願い事が叶いますように・・・。
歳神様をお迎えする門松も立派です。
日本の聖地”伊勢神宮”には天照大神が祀られていますが、お伊勢さんに祀られる前は、大神神社の摂社である桧原神社に祀られていたと伝えられます。
天照大神がこの三輪の地に祀られていた・・・伊勢神宮とのつながりを感じさせるお話です。
大神神社の境内案内図も設置されていました。
手水舎の近くにありました。
一目で分かるマップがあると便利ですよね。
参道にはバス乗り場を案内する横断幕が掲げられていました。
安倍文殊院、橿原神宮などが案内されていますね。
初詣のはしごといったところでしょうか。
安倍文殊院はお寺です。
初詣は神社でもお寺でもどちらでもいい、とよく言います。確かにそんな気がしますね。八百万の神を信仰する日本人ならではの感覚です。
◇安倍文殊院の文殊菩薩像 合格祈願の名所!
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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