天敵が居ないからなのかもしれません。
石上神宮の鶏は、どこかふてぶてしく傍若無人です(笑)
天理市鎮座・石上神宮の鶏。
境内に放し飼いにされているニワトリです。
野生化していて、人やネコにも動じない肝っ玉のすわった鶏です(笑)
山の辺の道を北上して行って、内山永久寺跡を通り過ぎます。さらに進んで行くと、鬱蒼とした森の中へ・・・石上神宮です。
鄙びた感じの石灯籠です。
何か継ぎ足したような跡が見られます。
長い年月の間にこのような姿になったのでしょうか。右手向こうに見えているのが、石上神宮の鶏小屋です。昼間にしか参拝したことがないので分からないのですが、夜になれば、境内を闊歩していた全ての鶏が鶏小屋に帰って来るのでしょうか?どうでもいいことではありますが、少し気になるところです。
鶏小屋を右手に見ながら境内へと入って行くわけですが、この辺りは山の辺の道のハイキング客の往来が激しい場所です。しかしながら、そんなことはどこ吹く風。神の使いであるニワトリたちは人間の存在など忘れてしまっているかのようです。
石上神宮はその昔、朝廷の武を司る物部氏が奉仕者となり、武器庫も置かれていたと伝えられています。
国宝の七支刀の全長は74.8cm、柄の長さ9㎝、剣身の左右には6つの枝刀があります。神武天皇ゆかりの古い神社ですが、武器庫も置かれていたんですね。改めて歴史の懐の深さを感じます。
鶏舎には、天然記念物に指定される東天紅(とうてんこう)もいるようです。神の使いと聞いて、なんだか厳かな雰囲気に包まれますね。
ふと石上神宮の社叢の方に目をやると、黒い鶏が歩いていました。
行動半径の広い鶏です。
鶏は「庭鳥」に由来するものと思われますが、ほぼ野生化している石上神宮の鶏は庭の中に収まってはくれません。第一駐車場の下手辺りでも元気よく闊歩していました。
人里近い布留の杜に抱かれ、天敵不在の環境なのでしょうね。
石上神宮と同じように、奈良公園には天然記念物の鹿がいます。
奈良公園の鹿も神様の使いとされていますよね。
奈良県に住む動物たちには、他府県のそれとは違って神々しいオーラが感じられるんでしょうか。
奈良公園界隈を車で走っていると、「鹿飛び出し注意」の道路標識が目に入ります。
あの標識を見るたびに、踏み込んでいたアクセルも心なしか戻されていることに気付きます。
奈良公園の鹿は神様なんです。
間違っても交通事故に遭わせてしまってはいけません。
奈良県に住んでいると、神様の使いとされる動物たちに頻繁に出会えます。
<石上神宮の関連情報>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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