久しぶりに石上神宮にお参りして来ました。
境内へ入る前に、石上神宮周辺の境外末社に参拝。たまにはこんな順序もあっていいかなと思われます。駐車場に車を停めて、境内の外周をぐるっと北へ回り込みます。
そこに鎮座しているのが、境外末社の恵比須神社です。
小さな恵比須神社の境内に、歌碑が建っていました。
第三駐車場から北へ向かい、コンビニを左手に見ながら右の坂道を登って行きます。しばらくすると、右手に小さい祠が見えて参ります。古くから布留の恵比須と親しまれた神社には、商売繁盛の事代主神が祀られています。
石上神宮。
日本最古「山の辺の道」のスタート地点でもあり、ゴール地点でもあります。
石上神宮の拝殿は国宝に指定されていて、鎌倉初期の建築になります。
国宝の前に立つと、自然と背筋が伸びるのを感じます。
石上神宮は物部氏の総氏神として知られています。
古代から朝廷からの崇敬も篤く、多くの武器が収蔵されています。仏教擁護の蘇我氏に取って代わられるまでは、大和の地に盤石な基盤を築いていた物部氏。もののふの猛々しい気が伝わってくる神社です。
古語辞典を紐解けば、枕詞に「物部(もののふ)の」と出ています。
もののふとは上代における朝廷に奉仕する官人や、武士のことを表す言葉ですが、その数が多いことから「八十(やそ)」や「宇治(うぢ)」に掛かる枕詞としても使われます。
そんなことを意識して境内を歩いていると、何か得体のしれない「もの」のチカラが感じられます。
石上神宮は天理市街地からは東の方角にあります。
JR・近鉄天理駅から天理本通り商店街を抜け、天理教関係の大きな建物が立つ市街地を30分ほど歩いて行くと到着します。
境内に入ると、休憩所の傍に牛の像がありました。
さらには、神の使いとして放し飼いにされているニワトリにも出会いました。
立派な牛の像です。
菅原道真の天満宮を思わせる出で立ちですが、石上神宮とは何の関係も無いようです。
社号標の脇に注意書きがありました。
環境保全のため、車のアイドリングが禁止されています。また、この周辺には天理関連のスポーツ施設が多いためか、集団でのトレーニングが禁じられているようです。
確かに上手へ続いていく坂道を見ていると、思わず体を鍛えたくなるのも頷けます(笑) しかし、ここは神の鎮まる神聖な場所です。トレーニング場でないことは明らかですね。
神社の中でニワトリが放し飼いにされているなんて、ちょっと驚きですよね。石上神宮ならではの光景です。
石上神宮の参道脇から案内板に従って山の辺の道に入って行きます。
石上神宮~内山永久寺跡~夜都岐神社~竹之内環濠集落~長岳寺と続いていきます。
<石上神宮の関連情報>
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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