奈良歴史ウォーク大正楼

嘶堂（いななきどう）前の紅葉。

嘶堂には秘仏の木造馬頭観音像が安置されています。

ＪＲ奈良駅から南へ２ｋｍほどの場所に大安寺は佇みます。

かつては西の薬師寺、東の大安寺と言われるほどの栄華を誇りました。現在はこぢんまりとした小さなお寺です。

境内でこんなに美しい紅葉が見られるとは・・・ちょっと意外でした。

本堂の裏手に嘶堂があるんですが、特にその辺りに、美しく色づいた紅葉が見られます。

大安寺本堂。

がん封じのお寺として知られます。

大安寺の歴史は、聖徳太子が建立した熊凝精舎（くまごりしょうじゃ）に始まります。

大和各地を転々とし、６３９年（舒明天皇１１年）には磯城郡百済川近くに移り、百済大寺と称しました。

６７３年（天武天皇２年）には高市に移り、高市大寺となって、後に大官大寺と呼ばれるようになります。

その後、平城京遷都と共に移築され、大安寺と寺名を改めることになります。右京の薬師寺に対する左京の大安寺・・・の誕生ですね。

大安寺の拝観料は４００円。

駐車場は無料です。

大安寺へのアクセスは、ＪＲ・近鉄奈良駅よりバス大安寺・白土町・シャープ前行き大安寺下車徒歩１０分となっています。

◇正暦寺の紅葉　奈良県屈指の紅葉の名所！