奈良の特産品に鹿角細工があります。
鹿角細工で有名なハタリ源角堂さんをご案内致します。
東大寺の転害門を見るために、奈良県庁横の国道369号線を北上します。
国宝の転害門を見物した後、東西に伸びる一条通りを西へ200mほど歩きます。ほどなく左手にハタリ源角堂さんがありました。
店先に鹿角細工の兜がディスプレイされていました。
毎年10月に催される”鹿の角切り行事”はよく知られるところです。
鹿の角をノコとヤスリで加工し、丁寧に磨いて仕上げられる鹿角細工の出来栄えは実に見事です。
鹿角細工のお箸は以前に拝見させてもらったことがあったのですが、最近では菓子ようじ、キーホルダー、ペーパーナイフなどの実用品が人気を集めているようです。
東大寺転害門。
東大寺の西の門ですね。
一条通り(佐保路)の東突き当たりに位置するのが転害門です。
転害門から西へ向かい、ハタリ源角堂さんの前を通ってさらに西へ進むと、聖武天皇陵が道路北側に広がります。
聖武天皇陵。
聖武天皇といえば、東大寺の大仏を造立したことで有名なお方ですよね。
東大寺転害門と聖武天皇陵を結ぶ、ちょうど中間点辺りにハタリ源角堂さんはあります。
ハタリ源角堂の看板。
ハタリ源角堂さんのご住所は奈良市東包永町です。
室町時代の初期、大和手掻(てがい)の刀工に包永(かねなが)という人物がいたそうです。
包永たちの制作した刀を手掻物(てがいもの)と呼んでいた歴史があります。
そう言えば、転害門前にはバス停があるんですが、停留所の名前は手貝町です。
手貝、転害、手掻・・・色々な表記が見られますが、いずれも「てがい」と読みます。地名と歴史が複雑に絡み合っていますね。
その昔、有名な刀鍛冶の住んでいた場所に、現在は鹿角細工の名店がある。脈々と受け継がれる、偶然ではない何かのチカラを感じますね。
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