高松塚古墳の壁画は国宝に指定されています。
1972年の3月2日に発掘調査が開始され、3月21日に古墳内部の壁画が確認されました。
高松塚古墳といえば、飛鳥美人像が有名ですが、女性ばかりではなく男性像も描かれています。西の壁に描かれた男性像が最初に姿を現しました。
現在の高松塚古墳。
壁画の劣化問題で揺れる高松塚古墳ですが、どうやら工事中のようでした。
1972年の発掘調査から2年後の1974年(昭和49年)、高松塚古墳壁画は国宝指定を受けています。
高松塚古墳の敷地内に「花四神」と呼ばれる四神が彩りを添えていました。
手前が玄武で向こう側に見えるのが朱雀のようですね。
高松塚古墳の壁画を実際に見ることはできません。
その代わりと言ってはなんですが、玄武・朱雀・青龍・白虎の四神が見事にディスプレイされています。
高松塚古墳壁画館。
高松塚古墳に隣接して設けられた壁画館では、石室の復元模型、副葬品のレプリカ、壁画の原寸模写などを見学することができます。
入館料は250円。
開館時間は9時~16時30分となっています。
こちらは東の守り神「青龍」。
赤い長い舌を出しているのが特徴的です。
高松塚古墳壁画には四神の他にも、広大な宇宙を表す星宿図が描かれています。
さらに東の青龍の上には太陽、西の白虎の上には月が描かれ、小さな石室の中には広大な宇宙が封じ込められているようです。
高松塚古墳は粘土の層と砂の層を交互に積み重ねて築かれています。この工法を版築(はんちく)と呼ぶそうです。
強固な造りになっているわけですね。
キトラ古墳にも言えることですが、古墳に描かれた壁画は朝鮮半島の影響を受けているものと思われます。
ピョンヤン郊外にある高句麗壁画で有名な江西大墓と比較してみるのも面白いでしょうね。
当館大正楼から高松塚古墳までは、お車でおよそ20分のアクセスです。
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