奈良歴史ウォーク大正楼

せんとくんがデザインされてから着ぐるみデビューに至るまで、実に様々なことがありました。

その甲斐あってか、民間公募のまんとくんや僧侶有志のなーむくんが誕生する運びとなりました。

１２月に大神神社大鳥居横の広場で催された「奈良まちおこし結び会」では、めでたく３つのキャラが着ぐるみ共演を果たしました。

民間公募による、まんとくんの着ぐるみ。

遷都祭成功の鍵は民間のチカラが握っています。

行政主導のイベントに任せ切るのではなく、民間の活力が期待されています。

国の資金的な援助を取り付けることにも成功したようですね。政界の大物と言われる、森元首相とのパイプがモノを言ったようです。

僧侶有志による、なーむくんの着ぐるみ。

仏教が伝来した奈良県。

蘇我馬子や聖徳太子によって仏教の隆盛が始まりました。

今でも石舞台古墳や法隆寺を訪れると、日本の仏教の始まりに思いをはせます。

世間虚仮 唯仏是真。

仏教の根本思想とも言えるこの言葉は、今の世の中に訴えかけているような気が致します。

中道の人生を歩み、慈悲の心をもって人に接する・・・仏教が教える真理は、現代を生きる私たちに静かに語りかけてきます。

３つの着ぐるみが勢揃い。

深い歴史を持つ奈良が、高い理想を掲げて未来へはばたきます。

現在、過去、未来・・・全部一緒に感じることのできる奈良にしていきたいですね。