大神神社の摂社である率川神社をご案内致します。
率川神社は子守明神とも呼ばれています。
子守明神と称される由来は、率川神社のご祭神にあります。
第一殿には、媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)が祀られ、その両脇に母神と父神が左右から五十鈴姫を見守るように鎮座しています。
母神の玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)は第二殿に、父神の狭井大神(さいのおおかみ)は第三殿に祀られています。
率川神社といえば、三枝祭で有名ですよね。
ゆり祭りとも言われ、大和路に夏を告げる神事として親しまれています。
三枝祭の歴史を辿れば、疫病の流行を鎮静させるために始まった神事であることが分かります。
同じく大神神社の摂社である狭井神社でも、4月に疫病退散を願う鎮花祭が行われます。五十鈴姫の父君が狭井大神に当たるわけですから、その深い関係が窺えます。
大神神社との関連性を説明した案内板がありました。
大神神社の花といえば、やっぱり可憐なささゆりですよね。大神神社のささゆり園でもご案内致しました。
古事記によれば、御祭神の媛蹈鞴五十鈴姫命は狭井川のほとりにお住まいになられていたようです。狭井川のほとりには、沢山のささゆりが咲き匂っていたと記されています。
6月17日の三枝祭の当日には、七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児・ゆりの花車巡行で賑わいます。
餅飯殿通り、東向通り、三条通り、小西通りなどは、さしずめ三枝デーと化します。
七媛女とは、三輪山の麓で七人の乙女が野に遊んでいた所へ、神武天皇がお越しになり、先頭におられた五十鈴姫命を見初められて皇后に迎えられたという故事に因みます。
可憐なささゆりが、大神神社と率川神社を見事に橋渡ししています。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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