明日香村の橘寺をご案内致します。
橘寺は聖徳太子がお生まれになった所です。私たちの世代では、聖徳太子のイメージといえば、どうしても一万円札が思い起こされます。日本円の中でも最も価値の高いお札だけに、聖徳太子に対する評価もそれなりのものがあるのではないかと思われます。
橘寺の芙蓉
橘寺は蘇我馬子の墓と云われている石舞台古墳に程近く、徒歩で移動することができます。写真の石碑は橘寺の門前に建っています。石舞台古墳の手前にある広場の裏手から、山道に沿って橘寺までの道が通じています。
聖徳太子の愛馬と伝えられる黒の駒、人の心の善悪を表した二面石などは有名です。
現在の一万円札の肖像は福田諭吉ですが、歴史上の人物をお札に刷るに当たって、一万円札を誰にするか、五千円札を誰にするかといった議論はどのように進められているのでしょうか。興味のあるところですよね。
黒の駒。
聖徳太子の愛馬である黒の駒は、空を駆け、達磨大師の化身と云われています。
仏頭山麓の地蔵菩薩の傍らにその姿をとどめ、災難厄除のお守りにもなっています。
それに・・・橘寺といえば往生院です。
阿弥陀三尊を本尊とする往生院は、念仏写経研修道場として平成９年に再建されています。
往生院が観光客を魅了してやまないのは、その華やかな天井画です。
道場内の格天井におさめられた華の天井画！
浄土の様相を呈した天井画、その数は２６０点にもなります。橘寺のメインスポットですね。
道路を挟んで、川原寺跡の真向かいに橘寺は佇みます。
東の方角には岡寺があります。
なだらかな坂道を登って橘寺の境内に入ります。
橘寺の拝観料は３５０円です。
◇奈良大和路の観光案内 橘寺観光ガイド情報
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