東大寺大仏殿の虚空蔵菩薩をご案内致します。
東大寺大仏の向かって左側に坐しておられる仏像、それが虚空蔵菩薩です。
金色に輝く虚空蔵菩薩坐像。
重要文化財に指定されている木像の仏像。高さは7m10cmに及びます。
虚空蔵菩薩ってあまり聞き慣れない名前ですよね。
「こくうぞうぼさつ」と読みます。
記憶力を良くしてくれる仏様だそうです。
仏教でいうところの虚空とは、一切の事物を包含してその存在をさまたげない無為法のことを意味します。
遮るものの無い、果てしなく広がる空間がイメージされます。
東大寺の大仏(盧舎那仏)の右脇侍に虚空蔵菩薩が坐しています。
虚空蔵菩薩と盧舎那仏。
絵になりますよね。
智恵・功徳の広大無辺なことが、虚空すなわち天を蔵するごとくなる故に「虚空蔵菩薩」と呼ばれています。
頭には、五仏の付いた宝冠をかぶるのが原則だそうです。
虚空蔵菩薩の一般的なスタイルは、左手に福徳の如意宝珠、右手に智恵の利剣を持つ姿とされますが、東大寺の虚空蔵菩薩はちょっと違いますね。
虚空蔵菩薩が安置されている東大寺大仏殿。
参拝順路としては、東大寺の大仏様を拝んだすぐ後に、虚空蔵菩薩坐像の前に来ることになります。
興奮冷めやらぬ後だけに、つい見過ごしてしまいがちな仏像ですが、如来である大仏(盧舎那仏)よりは私たちに近い存在であるはずです。
大仏向かって右側に坐しておられる如意輪観音と共に、菩薩の功徳をゆっくりと味わいたいものです。
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