東大寺正倉院に収蔵されている香木の蘭奢待(ランジャタイ)。
「蘭奢待」は雅名で、その文字の中に「東大寺」の名が隠されています。暗号のように謎めいた名香として知られます。
ウィキペディアにも蘭奢待の写真が掲載されていました。
ランジャタイはその成分から伽羅に分類され、東南アジアで産出される沈香と呼ばれる高級香木です。「しゃらくさい」という日本語の語源にもなった香木ですね(笑)
東大寺南大門前の鹿。
黄熟香(おうじゅくこう)とも呼ばれる蘭奢待は、聖武天皇の時代に中国から渡来したと言われます。
国内最大のオークションサイトを覗いてみると、正倉院御物である蘭奢待と同じ沈香で作った手箱や印籠、ブレスレット、ペンダントなどが出品されていました。
ランジャタイは長い歴史の中で、数多くの権力者たちによって切り取られてきました。
これまでにも、足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、明治天皇らが切り取ったとされます。それだけ魅力的な香木なんでしょうね。
毎年秋に開催される正倉院展。
東大寺に眠る貴重な宝物であるランジャタイと同じ沈香で作られた逸品に、しばし見入ってしまいました。
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