奈良県桜井市の安倍文殊院では、春を告げる木瓜の花が咲きます。
難読漢字の木瓜の読み方ですが、「ぼけ」と読みます。
中国原産の木瓜。元々、「もけ」あるいは「ぼっくわ」と呼び慣わしていたのが、いつの間にか「ぼけ」に転訛していったようです。
春を告げる花ということで、放春花とも書きます。
木瓜といえば、やっぱり木瓜酒が有名です。
大和ぼけ封じ霊場として知られる安倍文殊院ならではの客集め方法ですね(笑)
これが木瓜の花です。
深い赤色をしています。
安倍文殊院の境内は春になると、桜と木瓜が艶やかに咲き競います。
木瓜の花の案内板。
木瓜は秋になると、楕円形をした黄色い実を結びます。
とても大きい堅い果実で、木瓜酒の他にも、ジャムや芳香剤に利用されています。焼酎と氷砂糖に漬けたボケ酒はなかなかの美味です。
安倍文殊院のコスモス。
何と言っても、秋のコスモスで人気の安倍文殊院。
可憐なコスモスの花が金閣浮御堂に映えます。
金閣浮御堂は仲麻呂堂とも呼ばれています。
歴史上の人物、阿倍仲麻呂に由来しているお堂です。
安倍文殊院からおふさ観音までの道のりを大和長寿道と称しています。
心身ともに健康で、老後もボケないように祈りながら歩いてみたいものです。
そういえば夏野菜の冬瓜も、木瓜と同じく中国の言葉に起源を発しています。面白いつながりを感じますね。
◇安倍文殊院の晴明堂 占いの開祖をご案内!
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