鳥居にはどういう意味があるのでしょうか?
鳥居の起源を探ってみたくなりました。
鳥居を平たく解説すれば、俗世間と神域の境目ということになります。そういう意味では、神籬(ひもろぎ)とよく似た解釈もできます。
大神神社一の鳥居。
鳥居の語源由来には、「鳥が居やすい」「鳥が居る」「通り入る」などが挙げられます。
やっぱり鳥と関係があるのかもしれません。
大神神社の参道。
手前が一の鳥居案内板、向こうに見えるのは大鳥居。
太古の昔から鳥は神聖なものと見なされていました。
神武東征の際、神武天皇を助け、輝かしい武功のあったのは金色の鳶(トビ)でした。今でも橿原市の市章として、近鉄大和八木駅の前にトビの像が建ちます。
天の岩戸に隠れた天照大神。
アマテラスを呼ぶために、止まり木でニワトリが鳴いたと伝えられます。神話の世界では、様々な形で鳥たちが登場してきます。
その昔、鳥葬という風習がありました。
火葬が一般的になったのは最近のことで、それ以前は風葬や鳥葬が行われてきました。亡骸を野ざらしにするのです。
鳥たちが亡骸を啄みにやって来ます。
鳥は神聖なものと見なされていましたので、死者の魂は大空へ帰って行くものと信じられていたのです。歴史の中の深いお話ですよね。
大神神社二の鳥居。
鳥と神との関係を考慮するなら、鳥居の意味は正しく「鳥が居る」ということになるのでしょうか。
大神神社の大鳥居。明神鳥居の形式です。
鳥居の起源には諸説あって、未だに定説がありません。
一部の考古学者の間では、鳥居は女性の陰部を象徴するものとする考え方もあります。
三輪素麺の組合のシンボル。深い謎に包まれた大神神社の三ツ鳥居を表しています。
日本全国、多くの神社の鳥居をくぐって参りましたが、鳥居の意味を考える機会はあまりありませんでした・・・。鳥居って何なんだろうか?そんな根本的な疑問を抱いて参拝してみるのもいいかもしれませんね。
◇榊の意味 神社と密接につながる榊の謎!
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