宴会予約が入ったので、シメジ赤土焼きを作りました。
秋の味覚しめじを主役に持ち上げる一品です。
雲丹(ウニ)・卵黄・みりんを練り合わせ、土の中から出てくるしめじを演出します。しめじって漢字で書くと、占地あるいは湿地となります。
このシメジ、かなりの大ぶりです。
奈良県産のしめじで、山深い吉野の十津川村が産地です。
シメジの石づきを落とし、水で軽く洗います。
水分をふき取って軽く塩をします。そのまま焼いてから、ウニ卵黄みりんのたれを掛けて、もう一度焙るように火を通します。
しめじには火を通しすぎないこと、これが大切なポイントです。しめじ赤土焼きは、占地が持っている美味しさを堪能するお料理です。
盛り付けには松葉がよく似合いますね。
奈良県内には古墳や遺跡がたくさんありますが、古代の人は古墳を赤土で塗り固めていました。赤土のことを埴(はに)と言うこともあります。埴輪の原料ですね。
しめじの赤土焼きを作りながら、ふとそんなことが頭をよぎりました。赤土焼きは意外にも、奈良県に似つかわしい郷土料理とも言える一品なのではないか・・・そんな気が致します(笑)
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