ぼたんまつり開催中の長谷寺。
本堂の西にある弘法大師御影堂に於いて法話が行われていました。
長谷寺は元来、長谷寺(ちょうこくじ)と発音していたようです。長い谷・・・その名の通りの山深い場所に佇むお寺です。
法話会場の弘法大師御影堂。
法話の立看板がありました。
歴代の徳川将軍とも縁の深い長谷寺。
昔は何か事を起こす際には、大和の長谷寺にお参りする習慣があったようです。
殿様から長谷詣でを命じられた家来。
昔の旅は、今のように便利な交通機関などありませんから、基本的には徒歩です。山深い長谷寺まで息せき切って詣でる・・・。
「馳せ参じる」という言葉の由来が、ここにあるという説も残されています。語源的には、確かに相通じるところがあるのかもしれませんね。
御影堂の前の石仏。
法話の中で、ご先祖様のお話がありました。
本人から7代前まで遡ると、一体何人のご先祖様がいらっしゃるのか?
本人を含めて255人が正解なのだそうです。
255人!
たった7代前まで遡るだけ・・・
それでこの数字です。
驚きですよね。
ご先祖様の数を割り出す数式があることを教わりました。
2の何乗×2-2=ご先祖様の数 なんだそうです。
7代前なら2の7乗、3代前なら2の3乗ということになります。
最後に2を引いているのは、自分の両親の数です。両親は万人共通で2人ですからね。
弘法大師御影堂の案内板。
ご先祖様の中の一人でも欠けていたら、こうして自分はこの世にいない・・・。嘘のような本当のお話です。
法話ってやっぱり深いですよね。
長谷寺のぼたんをこうやって楽しんでいる自分はご先祖様のお陰。素直にそう思えてきます。
長谷川さんという苗字の人は、奈良の長谷寺にルーツがあるそうですので、全国の長谷川さんには長谷寺にお参りすることをおすすめ致します(笑)
普段は中に入れない御影堂ですが、ぼたんまつりの機会に法話を聴くことができて良かったです。
胎蔵界曼荼羅や金剛界曼荼羅も近くで拝見させて頂きました。
長谷寺の十一面観音を含め、女性的なイメージの強い観音様。最後に興味深い歌を披露して下さいました。
”長谷観音に振り袖着せて 奈良の大仏婿に取る”
頭の中でイメージできますよね(笑)
とても素敵な歌です。
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