花散らしの雨が降りましたね。
花散らしの雨とは、桜の花が咲くころに降る無情の雨のことをいいます。
華やかではあるけれども、どこかはかない美しさを感じさせる桜にはぴったりの言葉です。
桜の花が散るのは雨ばかりではありません。
風もそうですね。
花を散らす風を ”花散らしの風” と呼びます。
旅館の裏庭に咲いている桜です。
確か源氏物語にも、花散里(はなちるさと)という巻名がありましたよね。
花散里っていうのは辞書で調べてみると、「花の散る里・花の散る宿」という意味らしいです。
春先の三寒四温の時期を耐え忍び、日本人の心の原点とも言える桜が開花します。
温かくなったかと思うと、また底冷えのする寒さが戻ってきます・・・。
花冷えですね。
桜の季節には、この ”花冷え” は付き物です。
美しいものには棘がある、なんてよく言います。
バラの花に例えられる言葉ですが、お花見で盛り上がる桜の ”棘” は、さしずめ花冷えということになるのでしょうか。
夜桜を楽しむには、やはり花冷えはこたえますよね(笑)
ビールよりも熱燗が自然と進むのではないでしょうか。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
大神神社御用達 奈良の旅館 料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
奈良の宿大正楼の主人でございます。ツイッターやフェイスブックにも参加中です!
奈良の観光情報をどんどん発信して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
Copyright © 2007-2023 奈良の旅館大正楼 All rights reserved.