山の辺の道の途上にある長岳寺。
長岳寺庫裏の中に六文銭のお守りを宣伝するビラが貼られていました。
六文銭といえば、三途の川の渡し賃として知られますよね。
仏式葬儀では遺体を安置する前に死装束を着せるしきたりがあります。六文銭の入ったずだ袋を首から下げて、手に数珠を持たせるスタイルです。
長岳寺の庫裏。
山の辺そうめんを食べることができる場所としても有名ですよね。
無事に故人が三途の川を渡って行けますように・・・
遺族の願いが六文銭には込められています。
六文銭は真田家の紋所としても知られます。
無文銭を2個ずつ3行に並べたもので、真田家の旗印として知られます。六連銭(ろくれんせん)とも呼ばれますが、歴女ブームの中、脚光を浴びている六文銭の存在をご存知の方も多いのではないでしょうか。
戦に勝ちぬいて行くため、六文銭は覚悟を決める象徴になっていたのではないでしょうか。
長岳寺庫裏の庭。
長岳寺には狩野山楽による大地獄絵の絵解きが伝わります。あの世への入口が事細かに描写された地獄絵巻き。
三途の川の渡し賃である六文銭が、長寿を願うお守りになっているわけですが、まだ見ぬ死後の世界への思いが伝わってくるような気が致します。
日本最古の玉眼仏を安置する長岳寺
住所:奈良県天理市柳本町508
<長岳寺関連情報>
拝観料 :大人350円 30名以上から団体割引(50円割引適用)
拝観時間:午前9時~午後5時(年中無休)
駐車場 :無料(約30台)
見所 :阿弥陀三尊像 長岳寺大門(肘切り門) 庫裡のそうめん
花 :初夏のつつじ、杜若(カキツバタ)、秋の紅葉
アクセス:近鉄天理駅から桜井方面行きバス、近鉄桜井駅からは天理方面行きバスに乗り上長岡(かみなんか)長岳寺で下車、 東へ徒歩5分。
〒633-0001 奈良県桜井市三輪459
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