奈良歴史ウォーク大正楼

拝殿前にも茅の輪が用意されています。

拝殿前の茅の輪は祈祷殿前と違い、三つの茅の輪が並んでいます。杉、松、榊の三霊木を掲げる大神神社ゆかりの茅の輪です。

夏越しの大祓を前に、大神神社からお祓いの人形（ひとがた）が送られてきました。

お祓い人形は私たちの身代わりです。

神社へ納めるわけですが、人形の他にも車の形代もあります。

大神神社から送られてきたお祓いの人形。

お祓い人形の表に名前・生年月日を記入します。

書き終わったら、その人形で両肩胸を撫でて、息を三度吹き掛けます。

身体で特に患っている個所があれば、その部分も人形で撫でます。勿論、初穂料は必要ですが、有難い大神神社のお祓いです。気持ちよく納めさせて頂きました。

車の形代にもプレートナンバーを記入します。

交通安全祈願にもなります。

祈祷殿前に参列された神官と巫女の皆様方。

６月３０日の午後３時から祈祷殿前において、厳かに夏越しの大祓（茅の輪神事）が執り行われました。

水無月の　夏越しの祓　する人は　千歳の命　延ぶというなり

古歌を唱えながら、茅の輪を三度くぐり抜けます。

無病息災を祈る大神神社の茅の輪神事はおすすめのイベントですね。

知らず知らずのうちに取り付いた罪や穢れ。

知らず知らずの内に、というところが味噌なのかもしれません。

罪や穢れはそれと意識するものではないのかもしれません。私たちは日常生活の中で、舶来文化の一つである漢字に洗脳されている節があります。日本人が元来使ってきた大和言葉を意識するなら、「罪（つみ）」には知らず知らずの内に積み重なっていくイメージが重なります。「罪」は「積み」に通じるのです。

いつの間にか穢れてしまった身を祓い清めるいい機会です。

大神神社の大鳥居。

６月の大神神社は、有名な行事が目白押しです。

月次祭はもちろんのこと、６月１７日の率川神社三枝祭（ゆりまつり）、６月２５日の御田植祭（大美和の杜神饌田）、６月３０日の大祓・みわの茅の輪神事へと続きます。