奈良歴史ウォーク大正楼

大伴旅人ですね。

山の辺の道、大和三山などの万葉の舞台を走る列車ならではのデザイン。学生時代以来の万葉集の勉強にもなります（笑）

車内には大伴旅人の簡単なプロフィール。

この他にも、柿本人麻呂、山上憶良、額田王、大伴家持等々の万葉歌人たちが名を連ねます。

大伴家持の有名な歌。

わが屋戸の　いささ群竹　吹く風の　音のかそけき　この夕かも

「いささ」とは古語独特の言い回しで、小さい、わずかな、ささやかなを意味する言葉です。英語で言うところの”little”に近いものを感じますね。

「いささ群竹」は小さな竹の茂みを意味します。

ちなみに、「いささ川」なんていう表現もあるようです。

ワンマン運行の多い万葉まほろば線。

２両ワンマン列車の乗降方法は、１両目の後ろ乗り、前降りが基本となっています。

万葉まほろば線を利用する際、覚えておいた方が良さそうなマナーですね。

列車の中には奈良の風景が描かれています。

季節の花を愛でながら、神鹿を拝む・・・といったところでしょうか。

当館大正楼の最寄り駅はＪＲ万葉まほろば線（ＪＲ桜井線）の三輪駅です。駅前通りに位置しており、徒歩１～２分でアクセスすることができます。

遷都の際に、三輪山への思慕を歌った額田王もラッピングされていますね。

終着駅のＪＲ奈良駅で撮影。

三輪駅から奈良駅までは約３０分の所要時間。各駅に停車し、その途中には長柄（ながら）、帯解（おびとけ）、京終（きょうばて）などの面白い駅名の駅を通過して行きます。