山田寺の仏頭は興福寺国宝館に展示されています。
白鳳時代を代表する美しい仏像ですが、そのレプリカを飛鳥資料館でも見ることができます。
山田寺の仏頭 於:飛鳥資料館
飛鳥寺と元興寺のように、何かと飛鳥と奈良には強い結び付きを感じますが、この山田寺の仏頭も、当初は飛鳥寺近くの山田寺講堂に納められていました。
桜井から明日香村方面へ向かう途上に、今は廃寺となった山田寺跡があります。
山田寺の講堂に安置されていたご本尊の薬師如来像。その頭部が山田寺の仏頭です。瑞々しい若さに満ちた、端正なお顔立ちの仏像は国宝に指定されています。
飛鳥資料館の入口。
山田寺の仏頭が、長い歴史の眠りから目覚めたのは昭和12年のことでした。
興福寺東金堂の修理の際、須弥壇の下より発見されたのです。
なぜ山田寺の仏像が興福寺で見つかったのか?
石人像のレプリカ 於:飛鳥資料館
長い歴史の争いの中で、興福寺の僧が山田寺の薬師如来様を略奪したのではないかと云われています。
雷丘へと続く道・・・その先には大和三山の畝傍山を望みます。
山田寺の近くの多武峰妙楽寺(現在の談山神社)とは、幾度にも渡って争いの絶えなかった興福寺・・・山田寺に何らかの災難がふり掛かってもおかしくはありません。
奈良県桜井市は木材の街です。桜井市内の至る所で、このような光景を目にします。
山田寺を創建した蘇我倉山田石川麻呂の悲劇も、歴史にその名を留めています。
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